「しあわせな人生の選択」を見ながらスペイン語を勉強しよう!
こんにちは
皆さんはどのようにスペイン語を勉強していますか?
もし、あなたがスペイン語を始めたばかりの初心者であれば、映画を使って勉強するのは難しいいかもしれません。
ただ、初心者であっても、知っている単語を映画の中からどれだけ聞き取れるか?
ヒアリング力を付けるために集中してスペイン語を聞き取る練習に映画を使う方法もお勧めです。
基本的な文法を知っていれば効率的に映画を観ながらスペイン語力を身につけられると思います。
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映画を使った勉強法でおすすめのジャンルとは
映画のジャンル選びですが、映画にもさまざまなジャンルがありますよね。
レベルごとにお勧めするジャンルも変わってきます。
全くの初心者であれば子供向けのアニメ、スペイン語の基本文法を知っていて特に問題がない方、
少し上のレベルに挑戦したい方には日常をテーマにした恋愛物をお勧めします。
上級者の方は専門用語が多く出てくる、SF、医療系などがいいでしょう。
レベルを気にせずにどうしても観たい好きな映画を選ぶのもいいかもしれません。
スペイン語は国によりアクセントや単語や、表現が大きく変わります。
興味のある国の映画を選ぶのもいいと思いますよ。
理解したい映画ならば時間を忘れて集中できるますよね?
観たい映画が決まったら映画を使ってどう勉強をしていけばいいのか?
映画と使った勉強方法のメリットは、
- 教材として面白い。
- 勉強法が教科書的でないので続けられる。
自分の興味のあるテーマを選びやすいことが挙げられますね。
おすすめは、一度観たことのある映画を字幕なしでスペイン語音声で観ること。
もしくは、新しい映画でも一度字幕付きで観て話を十分に理解してから字幕なしで、何度も繰り返して観ることです。
自信のある方、上級者の方は始めから字幕なしでどのくらい理解できるか試してもいいでしょう。
意識的に集中して会話を聞き取る様に観て観ましょう。
慣れるまでは聞き取れず、意味が解らずイライラするかもしれませんが、慣れていき聞き取れると面白いと思いますし、やる気にも繋がるので諦めずに観続けましょう。
繰り返して観ているうちに、映画のシーンと結びつけて言葉に敏感に反応できる様になり反復学習にもなると思います。
理解したい気持ちが強くなり辞書を引きたくなると思いますが、そこは我慢をしてメモにわからない単語、表現を書き留め停止せず観続けましょう。
理解できなくても会話をしている俳優の表情や状況、前後の話の流れなどを考え、
もしかしたらこういう意味かもしれない?と考えてみましょう!想像力を鍛えることもスペイン語学習には必要です。
言っていることが理解できたら、恥ずかしいかもしれませんが、
いったん止め声に出してみましょう。
受け身の状態ではなく対話する様な方法を見つけられたらいいと思います。
そして、映画を見終えた後に辞書を引くことをお勧めします、
映画を中断しながら観ても面白くないですし、集中できませんよね?
自分なりに続けられる方法をぜひ見つけて下さい。
- 時間のない方
- 言っている意味がわからなくて集中できない!
という方は一日20分と時間を決めるのもいいかもしれません。
続ければ絶対に力になると信じて続けましょう!
「しあわせな人生の選択」の映画を使って勉強してみよう!
上記ではスペイン語の映画を使った勉強法やメリットについて書きました。
それでは、実際に映画を使った勉強をしてみましょう。
今回題材に取り上げる映画はスペインとアルゼンチンの合作映画
「しあわせな人生の選択」です。
「しあわせな人生の選択」のストーリー紹介・ネタバレなし
フリアン(リカルド・ダリン)はスペインで俳優として活躍し、愛犬トルーマンと暮らしていた。一方、トマス(ハビエル・カマラ)はカナダの大学で教鞭をとりながら家族と暮らし、二人はそれぞれの人生を送っていた。年月は流れある日突然トマスがフリアンの前に姿を現す。それは、フリアンのいとこパウラ(ドロレス・フォンシ)から彼の具合が良くないと聞かされたからだった。
フリアンはすでに治療をやめ、身辺整理を始めていた。説教されることを嫌がり、最初トマスを追い出そうとするが、彼はそんなことはお構いなしに四日間滞在するという。そして二人は次第に昔の遠慮のない関係に戻り、フリアンの残り少ない時間を愛犬トルーマンの里親探しに費やすことに。それは二人が一緒に過ごせる最後の日々でもあった。
果たして、フリアンにとってしあわせな選択とは?
主人公のフリアン(リカルド・ダリン)はアルゼンチンを代表する俳優です。また友人役の俳優トマス(ハビエル・カマラ)はスペイン人です。
この映画をおすすめする理由は、
舞台となっているスペインのスペイン語、さらにアルゼンチンのスペイン語も聞くことができる点です。
スペインやその他多くのスペイン語圏では二人称代名詞をTúと言いますね。
みなさんご存知だとは思いますが、
アルゼンチン、ウルグアイその他の限られた南米地区ではVosを使います。フリアンとトマスのスペイン語の違いを聞いてみましょう。
アルゼンチンのスペイン語はなまりが強く慣れるまで聞き取りにくいかもしれませんが、ヒアリングのいい練習になると思います。
また、映画の中ではフリアンのアルゼンチン人らしさを出すために、アルゼンチンのスペイン語らしい感情的な表現や文化が多く観られると思います。注意して観てみましょう!
個人的な意見ですが、フリアンの住むアパートの周辺はブエノスアイレスにとても似ていると思います。
ヨーロッパの街の景色なども楽しんでみてはいかがでしょうか?
映画に使われている音楽“Canción para los días de la vida”を聞いてみよう!
映画を使った勉強法は映画のセリフを覚えたり、楽しみながら勉強できるメリットの他に映画で使われている曲なども楽しみながら勉強できる点にあります。
今回映画内で使われている曲 “Canción para los días de la vida”を使って勉強をしてみましょう。
フリアン、トマス、パウラの三人でテーブルを囲んでいるシーンで流れる曲はアルゼンチン・ロックのカリスマと言われるLuis Alberto Spinetta(ルイス・アルベルト・スピネッタ)の曲です。El flacoというあだ名で親しまれていました。彼はアルゼンチンのブエノスアイレスで産まれ2012年に62歳という若さでこの世をさりました。アルゼンチン国内だけでなく、中南米中が深い悲しみに包まれました。
知らない方も多いかもしれませんが、この機会に彼の曲を聞いてみて下さい!
ロックが好きな方も、そうでない方も彼がなぜ人気があったのか理解できると思いますよ!
覚えておくと便利なスペイン語のワンフレーズ
映画の中で出てきた簡単なワンフレーズをいくつかピックアップしましたので覚えてみましょう!
すぐに使える便利な表現ばかりなのでそのまま覚えましょう。
¡Qué bueno!(いいね!)
いいね!よかったね!と軽い感じで使う表現です。アルゼンチンでは¡Que lindo! も同じように使います。
Me alegro(嬉しいよ)
私は嬉しい。とシンプルに使いますが、
Me alegro de que +接続法(私は〜を嬉しく思う)
と言うように様々な表現ができます。
Tiene que aguantar (私は耐えなければならない)
tener que +動詞原形 〜しなければならない。
よく使うとても便利な表現です。
No lo sé(私はそれを知らない)
日本語に訳しにくいLoという単語ですが、よく聞くフレーズだと思うのでこのまま覚えてしまいましょう。
Mil gracias(どうもありがとう)
アルゼンチンらしい表現です。どうもありがとう!本当に感謝を伝えたい時に使います。
Me parece buena idea (私はいいアイディアだと思う)
Me parece buena idea que +接続法(私は〜をいい考えだと思う)
という使い方もあります。
Bárbaro(素晴らしい)
¡Que bárbaro!とも言います。
アルゼンチンだけで使われる表現で他の国では別の意味になるので注意しましょう。
Tanto tiempo(久しぶり)
よく使う表現です。スペイン語圏のお友達がいる方は覚えておくていいですね。
No hace falta(必要ないよ)
逆に必要だよと言いたい場合はhace faltaといいます。
No te preocupes(心配しないで)
様々なシーンで使えます。このまま覚えましょう。
Estamos en contacto(連絡を取り合おう)
連絡するね!という感じで別れ際によく使われます。
今回の記事はいかがでしたか
映画を使った学習方法は楽しみながら勉強できるというメリットがあります。
ぜひ楽しみながら映画学習を勉強方法に取り入れてみてください
ほかにもスペインの情報やスペイン語について記事を書いています。
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