幸運・縁起の良いと思われている迷信
今回は縁起の良い迷信をご紹介します。
まつ毛に息を吹きかける
悪魔がまつげを集めると言う迷信があったため、まつげが抜けてしまうと悪魔がやってくると思われており、不吉なことが起こると考えられていました。
そのため、そのまつげを肩から後ろにかけて投げるようにしていて、その際に一緒にお願い事をしながら投げていたそうで。
木を触る
木を触ることは縁起のいいこととされており、キリストの十字架のかけらから来ているという説があります。
スペイン人と会話している時に、悪いテーマに触れた際(例えば、親が病気になったとか)突然、木で出来ているテーブルなどを触ったりします。
何してんの?笑と聞くと
いいことがあるように。と私の親も病気になりませんように。と願ったんだよ。
と、迷信を信じない私たち日本人には訳がわかりませんが、スペインでは一般的に信じられている迷信なようです。
サボテンを窓際に置く
サボテンは悪い気を払ってくれると言われているので、窓際に飾っている家庭が多くあります。
かくゆう私の職場もスペインですので、いたるところにサボテンの置物が置いてあります。なんで、花じゃなくサボテン??と思っていましたけど、こう言った理由があるんですね。
くしゃみした人にJesusかsaludと言う
もはやスペインでは習慣化しており、くしゃみした人がいたら必ず、近くにいる人がへスースかサルードと言います。
条件反射化のようなスピードで反応するので、面白い光景です。
理由はくしゃみは病気の始まりなので、神に病気から守ってもらおうという考えと口から悪い気が入らないように。といういくつかの説があります。
日本にはない文化ですが、よくスペイン人にへスース・サルードって日本語になんていうの?と聞かれることがありますが。
私はいつも何も。と答えています。日本にはない迷信ですね。
ドアに馬蹄をかける
半月の鉄は悪いもの・悪魔や魔女などを寄せ付けないと信じられています。
日本のお守りのような存在です。
しかし、数多くの種類の半月の鉄があるのに、なぜ馬蹄なんでしょうか。
そこには理由があって、馬蹄には爪を守るための7つの穴が開いていて、その7という数字が縁起がいいとされているため、半月の形・7のダブルの縁起が良いものが重なりこれが使用されています。
誕生日ケーキのろうそくを消す
日本と同じように誕生日ケーキのろうそくを息で吹き消すことが良しとされています。
ふーっと一息で自分の年齢と同じ数のろうそくを消すことが縁起のいいことだと信じられています。
少し日本と異なる点は、ろうそくを吹く前にお願い事をしてから、火を吹き消します。さらにそのお願い後は誰にも言ってはいけないという違いです。誰かに言ってしまったらそのお願い事は口から逃げでてしまうと考えられています。
正直私は今までの誕生日でローソクの火を消す前にお願い事なんかした事なかったし、さらに言えばろうそくを消す行為が流れ作業のような感覚でした。
本当はお願い事をするのが一般的だったのかな、皆さんはお願い事そしてから消してましたか?
指をクロスさせる
指をクロスさせることは、お願いを叶えさせる、悪いことから守る。というような意味があります。
この迷信の由来はクリスチャンがお互いを助け合い、尊重しあうためを約束するためにお互いの指をクロスさせていた習慣からきています。
また嘘をつく行為は悪いのは世界共通ですが、面白いのがスペインでは嘘をついたらこっそり指をクロスさせて悪いことだけど、許してくださいてきなニュアンスでこっそりしていることがあります。
私の友人は浮気を疑われ、してないよと言いながら、ポケットで隠しながらクロスさせたところ、指出しなさいと言わればれたという話があります。
なんとも間抜けな話ですw
まとめ
色々な縁起のいい迷信がありますが、
他の国の人から見るとへんな習慣ですよね。会話中に木を触ったり、嘘つく時に指をクロスさせたり。
その国の習慣はその国ならではの歴史や文化が反映されており、その国を知るには面白い要素です。
ちなみにスペインはキリスト教の教えが強く反映されているので、
多くの迷信はこのキリスト教に基づいていることがほとんどです。
日本だと、悪いものは鬼や妖怪ですが、スペインでは悪魔や魔女など。
それぞれの文化の考え方には宗教観が反映されていたり面白いですね。