スペインで使われているDELE対策教材
こんにちはりょー(@pawnspanish)です
スペインの大学の外国人コースで勉強した際に、実際に使用した教材を紹介します。
留学したいけどできない
実際使われている教材使いたい
雰囲気だけでも味わいたい
なんて方いるかと思います。実際スペイン語の教材の数は少なく、日本語で書かれているものがほとんどで、
果たして、現地で使うフレーズ・表現なのだろうか・・・
なんて思ったりしませんか?日本人が作っているスペイン語教材だったりすることも少なくありません。
それは以前のインスタライブでも紹介しました。
今回はりょーが実際にスペインの語学学校・大学で勉強した際に使用した教材をご紹介したいと思います。
これらの教材はスペインのどんな書店でも置かれている物です
いろいろな学校で取り入れられていて、書店でもネットでも購入可能です。
AULA
実際に使用した教材はこちら。
教科書の名前は「AULA」直訳すると、教室
もちろんスペイン現地で使用されている教材なので、日本語などは一切なく、すべてスペイン語です。
それでもレベルにあった単語を使用しているので、辞書を引きながらならなんとか・・・と進めていけます
私は基礎中の基礎ぐらいしかわからない状態だったので、最初は結構きつかった記憶がありますが、
ギリギリできるレベルという感じで、努力次第でグングン読めるようになっていきました
教科書の内容
上記で書いたように、内容はすべてスペイン語で書かれています。
勉強するレベルに合わせた単語だけではなく、レベルにあった内容も取り扱っていて、楽しく、かつ様々なスペイン語圏の国の文化などを知りながら勉強することが出来る内容になっていて、飽きないのが特徴的です。
例えば、スペインのお祭りの内容であったり、チリのコピアポ鉱山落盤事故までいろいろな内容を取り扱っており、スペインの教材だからと言って、
スペインだけでなく、中南米の内容もしっかりと扱っているのが、とても魅力的です。
【AULA】全部に分けて3構成
大体の教科書は12課まであり
各パート大きく分けてテーマの導入・練習問題・文法の3構成に作られています。
そのため、私がスペインの学校で勉強した時は、2日ごとに文法・練習を分けて行っていました。
(今日は練習の日だから、サボろ・・・なんてしてたのは秘密ですw)
1,テーマの導入
各テーマごとに扱う内容が異なり、上記に挙げたお祭りであったり、スペインのニュースなんかも扱ったりします。
2,練習・深く掘り下げる
最初に扱ったテーマに関連した内容を多く扱い、どのような意見があるか、どういった類義語があるかなど、深くテーマを掘り下げます。
例えばスペインではどういったSNSが人気なのかを導入部分で最初に取り上げ、練習部分では、各SNSのメリットデメリットなどを上げたり、各意見のまとめ文を読んだりなどで練習をしていきます。
その時代や話題になっていることをしっかりと取り上げているので、従来のモノクロな教科書と比べると楽しめながら勉強できます。
「楽しみながら」って本当に大切で、わからないことでも、自分の経験や知識に近い情報であれば、推測できたり、「なんだろう」と疑問が自然と湧きます。その考えがとても大切で、疑問が沸けば自然と調べます。それが知識にかわり、実力になります。
身近なニュース
↓
疑問が湧く
↓
自分で調べる
↓
知識・実力がつく
幅広い視点をもってテーマ一つ一つについて勉強するので、読む力だけでなく、物事をいろんな視点から見て、考える力も同時に補っていくので、私にとっては魅力的でした。
3,文法
そのテーマに合わせた文法の練習ページ。
この教材は読むことや読解力などを重点を置いているので、文法的な練習は正直少ないです。
なので、練習問題用のテキストは別に購入するのがいいかなと個人的には思いました。
実際の授業での使用
一年ほどスペインの大学でこの教材を使って勉強しました
内容は見ていただいた通り、読み物が多いので、基本的にはクラスで読み合わせなどをメインに行いました。
上記でも書いたように文法パート・練習パートは極端に少ないので、先生が用意した教材、練習プリントなどを使って補っていました。
また、CDが付属で付いているので家でも練習できるのと、教科書に対応したサイトも学校から紹介されたので、各自自習用にそのサイトを使って勉強しました。
AULAを使う事のメリット・デメリット
この教科書のメリットデメリットを自分なりにまとめてみました。
メリット
- 実際のニュースなどを取り扱う
- 幅広い視野で物事を見る力も養える
- 楽しみながら色々なことを学びながら知ることができる
- そのテーマにあった単語を学ぶことができるので、関連した単語、表現などを同時に勉強できる
- DELEの試験は中南米圏の問題・発音も扱うので、カバーできる。
デメリット
- 文法の練習パートが極端に少ない
- 全てスペイン語なので、0から始める人には敷居が少し高い
まとめ
実際にスペインで使われているだけあって、人気も高く取り入れている学校も多いです。
記事最初にも書いた通り、スペインの色々な書店に必ず置いてあるほどの王道の教材です。
日本でもアマゾンから買えるので、これから受験する人、スペイン語を楽しく勉強したい人におススメの教科書です。