皆さん今日もスペイン語の勉強お疲れ様です!
勉強、仕事、趣味…日々頑張っていると疲れちゃいますよね。
でも、そんなとき
疲れたぁああー
なんて感情をこめて言いたくないですか?
でもどんな風に言えばいいの?と思ったあなた
実はスペイン語には「疲れた」の表現がたくさんあるのです。
そんな時に使えるスペイン語をレベル順でご紹介します。
「疲れ」に関する名詞を使った表現
Cansancio / fatiga / lasitud:疲れ・疲労
Estrés:ストレス
Descansar:休む 休憩する
「めっちゃ疲れた」のスペイン 語表現はmuy cansado/aだけじゃない!🇪🇸👇#エステルスペイン語 #スペイン語 pic.twitter.com/rkPxgECieO
— Ester エステル🇪🇸スペイン語 (@esuterusupeingo) October 31, 2022
基本的なフレーズ【cansado/harto】
Estar cansado(a) de ∼.
Estar harto(a) de ∼.
まずは超基本です。疲れた時にはこのフレーズが言えたらばっちりです。
”de” の後ろには名詞または動詞の原形が続きます。”de”は無くても問題ありません。
例文を読んで具体的なイメージをつかんでいきましょう。
cansado / hartoは形容詞なので、
とても疲れていると言いたいときはmuchoではなく、muyを使います。
同様に状態を表す形容詞なので、男性形(cansado)と女性形(cansada)を使い分けます。
こちらは疲れの度合いが低くても、高くても、使える便利な表現です!
また、口語・テキスト上どちらでも頻繁に言います。
「疲れた」と直接的に伝えられますが、精神的に「うんざりだ」と捉えてもOKです。
ここからは疲れのレベルを上げていきます!
基本的なフレーズ【Agobiado(a) / Agotado(a)】
Agotadoはベーシックなcansadoよりもっと疲れている場合に適切です。
Agobiadoはやるべきことがたくさんあったり、ストレスのある状況だったり、精神的に疲れていることを説明します。
「疲れている」はもちろん、「参った」、「やれやれ」などの意味も含まれます。
Agotadoはagobiadoと似ていますがどちらかと言えば、身体的に疲れている状況を伝えます。
基本的なフレーズ【estar hecho(a) polvo.】
“estar hecho polvo”は初めて聞くと、何を言おうとしているのか想像しにくいです。
polvoの意味は「粉」ですので、身体がボロボロになりそう、粉々になりそうなほど疲れ切っている状況を表します。
疲れのレベルとしてはもうかなり高めです。
この場合は動詞”hacer”が形容詞の役目をしているので、男性なら”hecho”女性なら”hecha”と使い分けます。
また、身体的、精神的な疲れのどちらの場合で使っても自然です。
“Echar un polvo” という綴りも発音も似ている言い方が存在しますが、
「性行為をする」を意味します。全く意味が変わってしまうので注意してください。
基本的なフレーズ【derrotado(a)】
‘derrotado’は心がかなり疲れた状態を説明します。
「敗北した」、「負ける」という意味合いが強いので「敗北感を味わう」とも表せます。
”estar”, ”sentirse”と合わせて使うとより、心の疲れを伝えられます。
基本的なフレーズ【reventado(a)】
もうここまできたら疲れのレベルは上の上です。ほぼ動けない、クタクタな状態まできています。
発音に関してですが、南スペインでは“d”を発音しないこともあり”reventao”(レベンタオ)と発音する方もいます。もし南スペインへ行かれる方は、地元っ子のように発音してみてください。
挨拶も忘れちゃだめですよ
基本的なフレーズ【Estar muerto(a) / Estar molido(a)】
最後は疲れレベルMAXの表現です。
最上級まで来ると”muerto” : 「死」 を用いる大胆さは、さすがスペイン語と納得してしまいます。
しかし「死にそうなくらい」疲れた、この上ない疲れを言うにはピッタリです。
どちらかというと口語的に使う方が自然ですので、
口にする際はぜひ表情も意識してみるとより正確に伝わります。
その他の「疲れた」を表現する便利なフレーズ
- ¡No puedo más! もう無理!
- ¡No doy más! もう限界!
この2つはほぼ同じ意味で、もうこれ以上は無理だ、限界だというニュアンスです。吐き捨てるようにちょっと力を込めて言ってみましょう。
・¡Estoy molido, no puedo más!
このように他の文と併せて使うとより効果的です。
・Estoy cansado/a 疲れた…(1人でぼそっと言う感じ)
先ほどの2つとは違って、独り言のように使います。したがって感情を込めるのではなく、力が抜けていく感じです。
・Buen trabajo. / ¡Gracias por su trabajo! お疲れ様
スペイン語には日本語の「お疲れ様」に相当する言葉はないのですが、
最も近い表現としてこの2つが挙げられます。
仕事終わりやねぎらいの言葉をかけてあげたいときに、このように気持ちを伝える方法もあります。
最後に「疲れ」に関することわざを紹介します
“Fatígate para bien.“ 「より良くなるためには、疲れも必要」(中南米)
これはエクアドルの作家・詩人のルイス・アルベルト・コスタレスという方の言葉です。
スペインでは使わないので注意!
疲れというとネガティブな印象を持ちがちですが、
疲れの先にはいいことや成果があることを教えてくれます。
「疲れ」と言っても程度、身体・心の疲れなどその場合にあう言い方がこんなに沢山あります。
言葉を覚えるのも大切ですが、言うときの表情や口調も含めて相手に伝わるので、意識して言ってみましょう。
疲れた場合には皆さんの状況に合わせて今回挙げた表現を使ってみてください!
これからもスペイン語を頑張っていきましょう!