スペイン語の過去分詞を徹底解説!!

西語学習
モヤモヤ
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・スペイン語の過去分詞って何?

・規則動詞と不規則動詞が分からない

・過去分詞を使って何ができるの?

なんて方の疑問が解決する記事構成になっています。

スペイン語の過去分詞について一緒に勉強していきましょう!

スペイン語の過去分詞とは

スペイン語の過去分詞は動詞を一種の形容詞化したもので、

売られた車・食べられたパン・買われたパソコン・話された言語

など、日本語でいわゆる受身などの形でよく使われますよね。そんな一部だと最初は思って大丈夫です。

スペイン語の過去分詞は受け身だけでなく様々な用法で使われますので、説明は後述するとして、

まずは作り方を覚えていきましょう!

スペイン語・過去分詞の作り方

基本的に過去分詞の作り方は簡単!

動詞は三種類あると以前説明しました

-AR-ER-IR動詞の3つでしたね。

その語尾の部分をAR動詞はADO・ER.IR動詞はIDOをつけます。

そして、単数複数・男性女性に合わせて最後の形をoかa、または複数の s をつけるなどの変化をさせるだけで完璧!!

hablarcomervivir
男性・単数habladocomidovivido
男性・複数habladoscomidosvividos
女性・単数habladacomidavivida
女性・複数habladascomidasvividas

以上で過去分詞の作り方です。
と、言いたいところですが、やはりクセのある言語スペイン語。

もちろんこの章にも不規則が出てきます。

また不規則かよ・・と思ったあなた。
分かるよ。分かる。スペイン語学習者全員が思っている事なんだ。。。

諦めずに次の項で勉強していきましょう!

不規則の過去分詞

不規則の形をもつ過去分詞ですが、
ルールなどは特になくただ覚えるしかないという点がさらに苦戦させる点ではありますが、覚えなければいけないのは以下の通り。全部で14つの動詞です。

①動詞①過去分詞②動詞②過去分詞
decirdichoponerpuesto
cubrircubiertohacerhecho
volvervueltomorirmuerto
vervistoabrirabierto
resolverresueltoescribirescrito
freírfrito,freídoproveerproveído,
provisto
prenderprendido,presoromperroto,rompido

動詞の不定詞の右に1人称単数の過去分詞が書いてあります。

例えばdecirの過去分詞はdicho、全て書くと

decir
男性・単数dicho
男性・複数dichos
女性・単数dicha
女性・複数dichas

このようになります。ですので、以上の動詞表を覚えて、活用させてください。

過去分詞の用法は全部で4つ

見出しで、えー4つもあんの?と思ったかと思いますが、使い方は簡単です

  1. 名詞+過去分詞(名詞を修飾)
  2. Ser+過去分詞(受け身)
  3. Estar+過去分詞(状態)
  4. Haber+過去分詞(完了形)

一つずつ見ていきましょう。

名詞+過去分詞(名詞を修飾)

記事冒頭にも書いた食べられたパン・売られた車など動作を受けた名詞を修飾します。

un coche vendido 売られた車

el pan comido. 食べられたパン

el idioma hablado. 話された言語

una silla rota. 壊された椅子

など、〜されたと訳されます。この場合も名詞に合わせて単数複数・男性女性を変えますので、単語の形をしっかりと見ましょう。

また、日本語では形容詞は名詞の前におきますが、

スペイン語の場合、基本的に名詞の後に形容詞をおき、過去分詞も同様に名詞の後におきます。

名詞+過去分詞(名詞を修飾)

意味 〜された S(名詞)

・名詞の後に過去分詞をおく

・単数複数・男性女性で変化させなければならない

Ser+過去分詞(受け身)

英語のBe動詞+過去分詞の使い方とほぼ同じです。

しかし、スペイン語には三人称を使って表す受け身の文法があるので、あまり使われないことが多いです。人にもよるので注意が必要な文法です。

人によっては意見が異なるので、聞いたことがない文は使わないことが無難かと思われます。

文法的には間違いはありません。

主語に合わせたSer動詞に過去分詞をつけることで、受け身構文になります。

例文

Yo fui depedido クビにされた

Yo soy preguntado. 質問された

Él es conocido. 彼は知られている

Ser+過去分詞(受け身)

意味 主語はV(動詞)される・された

・主語の単数複数・男性女性に合わせて過去分詞を変化させる

Estar+過去分詞(状態)

この表現は動作を受けたあとの状態を表します。

例えば、ドアが開けられて、その後ドアが開いた状態を表すときに使います。

簡単にいうと物の状態や人の状態を表すときに使います。

書いてある・開いている・しまっている

などなど。日本語の『てある・いる』にあたる表現です。

例文

La luz está encendida. 電気がついている

La puerta está abierta. 窓は開いている

Una novela está escrita. 小説が書かれている

Estoy dormido. 眠い(眠っている状態→でも寝てない)

Estar+過去分詞(状態)

意味 ている・てある

・単複男女に注意

物・人の状態について話す文法

Haber+過去分詞(完了形)

一番厄介な項目「完了形」です。

完了形は英語でいう、Have 過去分詞と同じですが、完了形の中にも色々な意味があるので、ちょっぴり厄介です。

マメ知識

元々スペイン語の完了形はTenerを使っていましたが、Haberにいつからか変わりました。

まずは完了形の作り方ですが、動詞Haberと過去分詞で表します。

主語に合わせてHaberの動詞の活用を変化させますので、覚えなければなりません

Haberって何?って方は以前の記事を参照

Haber
1人称単数he
2人称単数has
3人称単数ha,hay
1人称単数hemos
2人称単数habéis
3人称単数han

上記の活用の変化と過去分詞を使って完了形を表しますが、上記でも書いたように

完了形の中にもいくつかの意味の違いがあります。いくつかピックアップしてみます

  • 経験
  • 結果
  • 継続
  • 完了
  • 近い過去

などがあります。一つ一つ簡単に見ていきましょう。

経験

〜したことがある。という表現です

例えば、He ido a España スペインへ行ったことがある。

と言ったふうにすでに行ったことを表します。

結果

〜したあとである・してしまった。という表現です

Ya ha ido el tren 電車が行ってしまいました。

など、もう行われてしまったことを言及するときに使われます。

継続

ずっと〜している。という表現です

Ella ha estado de pie 彼女はずっと立っている

現在進行形に近い表現ですが、過去から現在まで〜してきた。というニュアンスがあります。

完了

終わったこと・完了を表します。

Ya ha terminado la reunión 会議が終わりました。

現在の時点で終わったことを表現します。

近過去

近い過去で終わったことについて表現します。

過去形と何が違うの?と言われることが多いですが、実際ネイティブもわからない人が多く、私は過去形を使う、私は完了形を使う。など意見が分かれます。

ですが、完了形と使われる副詞がある場合(este mes, esta mañana, hoyなど)は完了形が一般的に使われます。

例文

He ido a japón. 日本へ行ったことがある

Él he comido paella.パエリアを食べた

Ella ha hablado con mi madre.  彼女は私の母と話したことがある

Haber+過去分詞(完了形)

意味

  • 経験
  • 結果
  • 継続
  • 完了
  • 近い過去

様々な種類があるので、使い分けなければならない。

主語に合わせてHaberの活用を変化させる

まとめ

いかがでしたか?

過去分詞一つでも多くの使い方があります。全て覚える必要はありませんが、知っておくとスペイン語を使うときに表現が豊かになり便利です。

ほかにもスペインの情報やスペイン語について記事を書いています。

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りょー(@pawnspanish)

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