こんにちは
以前の記事で縮小辞を紹介しました
縮小辞とは単語の末尾にある文字を置く・置き換えると単語の意味に小ささ・可愛らしさを付け加えることができる接尾辞でした。
小ささがあるなら、大きくするのもあるんじゃね?という疑問を持つ方も多いでしょう。
もちろん反対の意味・大きくするニュアンスを加える接尾辞があります。
タイトルにあるとおり「指大辞」といいます。
今回は例文と一緒に「指大辞」についてご紹介したいと思います
指大辞って何?
拡大辞と何が違うの?
どうやって作るの?
ニュアンスはあるの?
という疑問を持った方への記事となっております
指大辞の意味
指大辞の読み方は「しだいじ」です
指が大きい辞という意味ですが、その他にも「拡大辞」・「増大辞」なんて呼ばれることもあります。
今回指大辞をご紹介しますが、例はかなり少なく、Google先生ですらも、あんまり使わないんだけど・・とおっしゃるほどの物になります
検索すると対義語が出てくるぐらいですw
指大辞の意味
指大辞は指小辞の全く反対の意味です
ある単語の意味・サイズ・重要性を大きくする
という意味があります。
その、ある事柄に指大辞をつけて表現すると、重要性のニュアンスを付け加えたり、思っているほど以上に大きいサイズ
なんてニュアンスを付け加えることができます。
日本語でいうなら、でっけぇ・でかい・おっきい!
なんてニュアンスを表現するような形になります。
指大辞の種類
-ón, -azo, -ote, -achón, -ejón, -errón, -erón, -etón, -atón
9種類ほどあります。指小辞に比べると遥かに少ないのでスペイン語学習者にはありがたいですね
全て同じ「大きい」というニュアンスですが、いくつか加えて違うニュアンスがある物があります。
3つほど、他のニュアンスがあるので意味に触れながらそれらの指大辞をみていきましょう
-ón
この指大辞は付く単語が男性名詞・女性名詞であっても、必ず男性名詞になる指大辞です
La noticia /el notición, 重大なお知らせ
La película/el peliculón 素晴らしい映画
El portal /el portalón 大きな玄関
La torre / el torreón 大きなタワー
-azo
この形の指大辞は二つの意味があります
一つは同じく「大きい・でかい」という意味です
もう一つは、付く単語を使って殴ることをいいます
はぁ?
いまいちピンとこないですねw
例えばTomate トマトを変えて tomatazo とします
意味はトマトを使って殴る・殴った。という意味になります
こんな感じ
つまり、トマトを使った打撃系の攻撃ってことね!
まぁ大体そんな感じです。
その他にもPelota / pelotazo 棒 などもあります
ドラクエとか好きな人は攻撃装備がその単語って感じで想像すれば分かりやすいかな
-ote
この指大辞は大きいというニュアンスよりも他のニュアンスがつよく含まれます
そのニュアンスは、大きくて悪いというようなニュアンスです
例えば、ダイエットしている人が「大きなお尻」という時はちょっとネガティブな言い方でいいますよね!
そんな時によく使われれる指大辞です
Muchacho /muchachote 多過ぎ・・・
Grande /grandote おっきい
指大辞のどれを使えばいいの?
んで、9種類のどれをどの単語に使えばいいの?
まぁそうですよね。そう思うのは当然かと思います。
答えは、どれでも。なんです!
例えば、Hombreという単語に指大辞をつけるのに
«hombrón», «hombretón», «hombrazo», «hombrote»,«hombracho»
ということができます
はぁ?と思う方もいると思いますが、そんなもんなんです。スペイン語って・・w
終わり
まとめ
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