マスターしようCogerの使い方!
皆さんは動詞「Coger」を聞いたこと、使ったことはありますか?
実は日常的に使うシーンが多かったりたくさんの意味を含んでいたりするので、
使いこなせるとスペイン語がぐっと広がります。
では早速、使い方を見ていきましょう!
🇪🇸🇪🇸Cogerの意味について🇪🇸🇪🇸👇
— Ester エステル🇪🇸スペイン語 (@esuterusupeingo) August 29, 2022
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ラテンアメリカでcoger の意味が違うので気をつけてください!🫣🤭
⚠️⚠️⚠️#エステルスペイン語 #スペイン語 pic.twitter.com/mFPDKe8GtY
Coger①取る・つかむ
まずは1番基本の意味である「取る」の用例です。
初めの2つのように物理的に何かを取る場合はもちろん、後の2つのような場合にも使えます。
そしてポジティブなものに限らず「泥棒を捕まえる」「盗む」といったように、ネガティブな事象の「取る」ことであっても使います。
また、再起動詞の場合は coger deでセットになり、「取り合う・つかむ」といいます。
Cogerの再起動詞はあまり使い機会は多くはありませんが、覚えておくと便利です。
Coger②乗る 移動する (電車・バス・飛行機・タクシーなどの公共交通機関)
交通機関に「乗る」「移動する」時もcogerで表現します。
スペインでは交通網が発達しているため、スペインへ行った際にはぜひ言いたいです。
テストなどでも乗り物に関するテーマは頻出ですので、これは覚えておくとばっちりです。
Coger③風邪をひく
「取る」という意味から拡大して風邪をひくと表現することもできます。
もし体調がすぐれない場合はcogerを使って伝えてみてください。
Coger④選ぶ
もしかしたら少し意外かもしれませんが、「選ぶ」という表現も可能なのです。
選択肢がいくつかある中からどれか1つを選ぶシーンも日常ではよくありますが、そんなときにもcogerが大活躍します。
ラテンアメリカでは注意!
ここまで紹介してきたようにcogerは使うシーンが多く、便利なのですが、1点大事な注意点があります。
なんと中南米でcogerは“性行為をする”という意味になってしまいます。
スペインとラテンアメリカとで同じ単語でも、意味やニュアンスが異なることはあるあるですが…
ラテンアメリカへ行った際や、その地域で育った方とお話をする際には
くれぐれも気を付けてください。
もしcogerを口にしてしまっても、文脈などで言いたいことを理解してくれる方が多いかと思いますが、
やはり使うのを控えることがベターです。
じゃあ中南米で「電車に乗る」や「何かを取る」と言いたいときは何て言ったらいいの??
と思いませんか?
そんな時には”Tomar” や “Agarrar” を使いましょう!!
勘のいい方は「取る」に相当するスペイン語を考えたとき、
”Tomar”も同時に頭に浮かんだのではないでしょうか?大正解です
“Tomar”,”Agarrar”も”Coger”と大体の意味においては似ているので、「取る」「乗る」「風邪をひく」と言いたいときにはピッタリです。
これでもうラテンアメリカへ行っても安心です🌻
Coge la flor del día
最後に“coger”を使った私のお気に入りの言葉を紹介します。
“Coge la flor del día”
直訳すると「その日の花を摘め」です。
「今日という日の花を摘め」つまり「今日という日を、今この瞬間を大切にしよう」という意味が込められています。
この場合の”coge”は命令形になっています。
この言葉は古代ローマの詩人ホラティウスの詩の一節に登場しています。
現在という時間の大切さを「花を摘む」という言い回しで伝えるとは、なんともロマンチックです。
今でこそ現在や時間のテーマは私たちに問われることが多くなりましたが、
古代ローマの時代に彼は何をきっかけにそう考えるに至ったのかも気になるところです…
色々と述べましたが、気になる方はぜひ調べてみてください。
このように詩や本の一節、映画のセリフ、ことわざ…などと一緒に覚えるとより身に付きやすいと思います。
動詞”Coger”の使い方まとめ
今回は動詞”Coger”の使い方を紹介しました.。
1番基本の意味は「取る・つかむ」です。
そこから派生して幅広い意味を持ち、用法もたくさんあります。
イメージ的には何かを得るといったところで共通しています。
また、途中で登場した”Tomar”ですが、”Coger”との使い分けを探っていくと実は奥深いのです。
皆さんもcogerを習得して、スペイン語の幅を広げてみてください!