
スペイン語を勉強し始めたけれど、曜日の名前がなかなか覚えられない・・・
そんな人は多いのではないでしょうか?
スペイン語の曜日は日本語や英語とは全く異なる響きを持っているため、初心者にとっては覚えるのが難しく感じるものです。
私はスペイン在住10年のスペイン語教師として、多くの学習者がこの壁にぶつかるのを見てきました。
でも大丈夫ですよ!
この記事では、スペイン語の曜日をスムーズに覚えるための効果的な方法をご紹介します。
語源から実践的な記憶術まで、初心者でも楽しく学べるコツが満載です。
ぜひ最後まで読んで、スペイン語の曜日をマスターしましょう!
スペイン語での曜日の基本

まずはスペイン語の曜日の基本から押さえていきましょう。
スペイン語の曜日は全部で7つあり、それぞれ独特の響きと語源を持っています。
英語や日本語と大きく違うのは、スペイン語の曜日はすべて男性名詞であることです。
また、英語のように大文字で始まらず、すべて小文字で書くのが基本ルールとなっています。
スペイン語曜日の発音と意味
それでは、スペイン語の曜日を一つずつ見ていきましょう。
- lunes(月曜日)- 発音:「ルーネス」
- martes(火曜日)- 発音:「マルテス」
- miércoles(水曜日)- 発音:「ミエルコレス」
- jueves(木曜日)- 発音:「フエベス」
- viernes(金曜日)- 発音:「ビエルネス」
- sábado(土曜日)- 発音:「サバド」
- domingo(日曜日)- 発音:「ドミンゴ」
スペイン語の曜日には、古代ローマの神話に由来するものが多いんですよ。
例えば、「lunes」は月の女神ルナ(Luna)から、「martes」は戦いの神マルス(Mars)から来ています。
このような語源を知ると、覚えやすくなりますね。
曜日を覚えるための基礎知識
スペイン語の曜日を覚える前に、いくつか知っておくと便利な基礎知識があります。
まず、スペイン語の曜日は複数形にしても語尾が変わらないものがあります。
「-es」で終わる曜日(lunes, martes, miércoles, jueves, viernes)は、単数形と複数形が同じ形になるんです。
一方、sábado と domingo は複数形になると「sábados」「domingos」となります。
例文:Todos los lunes voy al gimnasio.(毎週月曜日にジムに行きます)
例文:Los domingos descanso en casa.(日曜日は家で休みます)
また、スペイン語圏では週の始まりは月曜日(lunes)と考えられています。
カレンダーも月曜始まりが一般的なので、日本の感覚と少し違うかもしれませんね。
効果的な覚え方のコツ

スペイン語の曜日を効率よく覚えるためのコツをいくつかご紹介します。
単純に繰り返し書いたり読んだりするよりも、以下の方法を試すと記憶に定着しやすいですよ。
語呂合わせで覚える方法
日本人学習者にとって、語呂合わせは非常に効果的な記憶術です。
スペイン語の曜日も、日本語の音に置き換えると覚えやすくなります。
- lunes → 「ルーネス」→ 「ルネッサンスは月曜から」
- martes → 「マルテス」→ 「マルちゃんは火曜に食べてス」
- miércoles → 「ミエルコレス」→ 「ミエル(蜜)をコレ、水曜に」
- jueves → 「フエベス」→ 「フエ(吹いて)ベス(ベスト)、木曜日」
- viernes → 「ビエルネス」→ 「ビールは金曜ネス」
- sábado → 「サバド」→ 「サバを土曜に食べるド」
- domingo → 「ドミンゴ」→ 「ドミノは日曜にゴー」
このような語呂合わせは個人によって覚えやすいものが異なります。
ぜひ自分だけのオリジナルの語呂合わせを作ってみてくださいね。
自分で考えた方が記憶に残りやすいものです。
ビジュアルを使った記憶術
視覚的なイメージと結びつけると、記憶の定着率が高まります。
各曜日をイメージしやすい絵や色と関連付けてみましょう。
- lunes(月曜日)→ 月(Luna)のイメージ → 白や銀色
- martes(火曜日)→ 火星(Marte)や戦いのイメージ → 赤色
- miércoles(水曜日)→ 水星(Mercurio)のイメージ → 青色
- jueves(木曜日)→ 木星(Júpiter)のイメージ → 茶色や緑
- viernes(金曜日)→ 金星(Venus)のイメージ → 金色
- sábado(土曜日)→ 休息や土のイメージ → 黒や茶色
- domingo(日曜日)→ 太陽(Sol)や光のイメージ → 黄色
これらのイメージを頭に思い浮かべながら曜日を発音すると、記憶に残りやすくなりますよ。
スマホの壁紙やカレンダーに、これらの色とスペイン語の曜日を組み合わせたものを設定するのも効果的です。
日常で使う練習法
実際に日常生活の中でスペイン語の曜日を使うことで、自然と覚えることができます。
例えば、スケジュール帳やカレンダーにスペイン語で曜日を書き込んでみましょう。
また、毎朝起きたときに「今日は何曜日?」とスペイン語で考える習慣をつけるのも良いですね。
例文:Hoy es martes.(今日は火曜日です)
例文:Mañana será miércoles.(明日は水曜日です)
このように、日常的にスペイン語の曜日に触れる機会を増やすことで、自然と記憶に定着していきます。
スペイン語曜日を楽しく覚える

単調な暗記作業は続きませんよね。
ここでは、スペイン語の曜日を楽しく覚えるための方法をご紹介します。
ゲームで学ぶスペイン語の曜日
ゲーム感覚で曜日を覚えると、学習が苦にならずに続けられます。
例えば、フラッシュカードを使った神経衰弱や、曜日の順番を素早く言うゲームなどが効果的です。
- 曜日リレー:友達と一緒に、lunes から始めて順番に曜日を言っていくゲーム
- 曜日ビンゴ:ビンゴカードに曜日をランダムに書き込み、呼ばれた曜日をチェック
- 曜日当てクイズ:「明日が水曜日なら、昨日は何曜日?」などの問題を解く
特に友達や家族と一緒にやると、競争心が芽生えて楽しく覚えられますよ。
オンラインでスペイン語を学ぶ友達を作って、一緒にゲームをするのも良いですね。
曲やアプリを使った学習法
スペイン語の曜日を歌にした動画やアプリを活用すると、楽しく学べます。
YouTubeには「Los días de la semana」(曜日)をテーマにした子供向けの歌がたくさんあります。
メロディーに乗せて覚えると、リズム感と一緒に記憶に残りやすいんですよ。
また、スマホアプリを使った学習も効果的です。
- Duolingo:ゲーム感覚でスペイン語を学べる人気アプリ
- Memrise:フラッシュカードと反復学習で効率的に覚えられる
- Quizlet:自分で作成したカードセットで曜日を練習できる
これらのアプリは隙間時間を活用して学習できるので、忙しい方にもおすすめです。
通勤・通学中や寝る前のリラックスタイムなど、日常の中で少しずつ取り入れてみてくださいね。
よくある間違いとその訂正

スペイン語の曜日を学ぶ際によくある間違いについて解説します。
これらのポイントを押さえておくことで、より正確にスペイン語の曜日を使いこなせるようになりますよ。
初心者が陥りがちな罠
スペイン語の曜日を学ぶ際、日本人学習者がよく間違えるポイントがいくつかあります。
- 大文字で書いてしまう:スペイン語の曜日は小文字で書くのが正しい
- 冠詞を忘れる:特定の曜日を指す場合は「el」をつける
- 発音の間違い:特に「miércoles」と「jueves」は発音が難しい
- 順番を間違える:週の始まりは月曜日(lunes)
特に「miércoles(水曜日)」の発音は注意が必要です。
「ミエルコレス」と発音し、アクセントは「ミエ」の部分に来ます。
また、「jueves(木曜日)」は「フエベス」と発音し、「j」は日本語の「ハ行」に近い音になります。
間違いから学ぶ重要ポイント
間違いを恐れずに、そこから学ぶことが大切です。
以下に、曜日の使い方に関する重要なポイントをまとめました。
間違いやすいポイント | 正しい使い方 |
---|---|
曜日の前に「el」をつけ忘れる | 特定の曜日を指す場合は「el lunes」のように「el」をつける |
曜日の前に「en」をつける | 英語の「on Monday」と違い、「en el lunes」とは言わない |
複数形の作り方を間違える | 「-es」で終わる曜日は複数形も同じ形(lunes → lunes) |
アクセントの位置を間違える | 特に「miércoles」はアクセント記号に注意 |
また、曜日を使った一般的な表現も覚えておくと便利です。
例文:Nos vemos el viernes.(金曜日に会いましょう)
例文:Trabajo de lunes a viernes.(月曜から金曜まで働いています)
これらの表現は日常会話でよく使われるので、ぜひ覚えておきましょう。
間違いを恐れずに積極的に使ってみることが上達の秘訣ですよ。
スペイン語曜日を楽しく覚える実践練習

ここでは、スペイン語の曜日を実際に使いながら覚えるための実践練習をご紹介します。
これらの練習を日常に取り入れることで、自然と曜日が口から出てくるようになりますよ。
日記を書いて練習する方法
毎日短い日記をスペイン語で書くことは、曜日の定着に非常に効果的です。
まずは「Hoy es…(今日は…)」から始めて、その日の出来事を簡単に記録してみましょう。
例文:Hoy es lunes. Fui a la universidad.(今日は月曜日です。大学に行きました)
例文:Mañana es martes. Tengo clase de español.(明日は火曜日です。スペイン語の授業があります)
最初は簡単な文から始めて、徐々に文章を長くしていくと良いでしょう。
スマホのメモアプリやノートに書き留めておくと、後から見返すことができて復習にもなりますね。
会話の中で曜日を使う練習
実際の会話の中で曜日を使うことで、より実践的な学習になります。
スペイン語を学ぶ友人や先生と、以下のような会話を練習してみましょう。
- A: ¿Qué día es hoy?(今日は何曜日ですか?)
- B: Hoy es jueves.(今日は木曜日です)
- A: ¿Qué haces los jueves?(木曜日には何をしますか?)
- B: Los jueves tengo clase de yoga.(木曜日にはヨガのクラスがあります)
このような会話を繰り返し練習することで、曜日の言い方と使い方が自然と身につきます。
オンライン言語交換サイトを利用して、スペイン語ネイティブの友達を作るのも良い方法ですよ。
まとめ

この記事では、スペイン語の曜日を効果的に覚えるための様々な方法をご紹介しました。
基本的な発音と意味から始まり、語呂合わせやビジュアルイメージを使った記憶術、そして日常生活での実践方法まで幅広く解説しました。
スペイン語の曜日を覚える際のポイントをまとめると:
- スペイン語の曜日はすべて男性名詞で、小文字で書く
- 多くの曜日は古代ローマの神話に由来している
- 「-es」で終わる曜日(lunes, martes, miércoles, jueves, viernes)は複数形も同じ形
- 特定の曜日を指す場合は「el」をつける(例:el lunes)
- 語呂合わせやビジュアルイメージを活用すると覚えやすい
- 歌やゲーム、アプリを使って楽しく学ぶのが効果的
- 日記を書いたり会話の中で使ったりする実践が大切
スペイン語の曜日を覚えることは、スペイン語学習の基礎として非常に重要です。
これらの単語をマスターすれば、約束の日時を伝えたり、スケジュールについて話したりする際に役立ちます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事で紹介した方法を試しながら、少しずつ練習していけば必ず覚えられますよ。
言語学習は継続が鍵です。
毎日少しずつでも曜日に触れる機会を作り、楽しみながら学んでいきましょう!
¡Buena suerte!(幸運を祈ります!)